芯から連なる身体~背骨の育て直し②~

スポーツ現場, ブログ

こんにちは。

心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子です。

 

先月末にJr.ユース(サッカー)の卒団式がありました。

数か月ぶりに会う3年生たちは
また大きくなっていて声も顔も青年になりつつあるのに驚きました。


(私って背小っさい…このあと、峠を越える10㎞ランして帰りました)

 

彼らが怪我や故障をすると心が痛みました。
故障はお手入れしたり
心がけさえあれば回避できたものもあったからです。
けれど普段の練習や彼らの毎日まで
こと細かに立ち入ることはできませんでした。

 

何とかしてあげたいのに
何にもしてあげられないと苦しかった…。

 

でもそうしたジレンマに何度も苦しんだ日々が
「どうしたらより効果的にパフォーマンスも向上し
怪我や故障しない身体になるか?」
という答えを私なりに探し出すことができました。

 

サッカーするのは好きでも「うまくなりたい」と
どれだけの選手が心から欲したでしょう?
「うまくなりたい」と思えさえしたら
逆算してするべきことは見えるはずです。

 

自分の身体をお手入れする作業は
欲したことを手に入れるための手段になるのですが
その境地に行った選手は少なかったと思います。

 

(余談ですが、これが「試合に出たい」と思ってしまうと
するべきことは変わります。
この場合は最後の決定権を監督・コーチに委ねざるを得ないので
そのことを最初に知って設定しないといけません。)

 

私が彼らにサジェスチョンした日々は「種を蒔く作業」です。
現代っ子である彼らの心も身体も
はっきり言って「新しいけど荒れた土地」です。

 

どう耕してふわふわに空気や栄養を行き渡らせるか
光と水の配分や周りとの調和で
蒔かれた種を芽吹かせるのか、土に埋もれたままにするのか…

 

それもすべて彼ら次第。
自然農法でもどんな土壌でも
彼ら自身で花を開かせ実を結べばいいなと思います。

 

***********************************************************

 

さてさて
やっと前回の続きに入ります。

 

数々の現場で現代人には
背骨の育て直しが必要だという確信を持つようになりました。

(そちらからアプローチする方が
身体にストレスがないので結果的に早いのです。)

 

特に環境の影響を受けざるを得ない子ども達の身体は
私たち大人が思うよりずっと深刻な事態にさらされています。

 

なぜこんな風になっているのか?と
そもそもの「発育と発達の過程」を考えると
背骨が育っていく過程をちゃんと辿れてないか
辿っていたのに阻害されてしまったか…ということが考えられます。

 

人間も動物ですが他の動物と圧倒的に違うことは
直立二足歩行」であるという点です。

 

この世に生まれて歩けるようになるまで
背骨がどうやって育っていくのか?

 

 

あ、背骨は首から尾骨までと思って下さいね。

 

①誕生

肺で呼吸して口から栄養を摂ります。
泣くたび・抱かれるたびに腹筋も背筋も使います。


(お顔出しできないのですが泣いてます)

 

おっぱいを吸う吸てつ反射や
ぎゅっと手のひらで握る把握反射や
身をすくめるなどのモロー反射
生きるために身を守り、育つために発達する本能が備わっています。

毎日泣いて抱かれてオムツを替えられ
その都度、お腹も背中も使って「体幹運動」をしています。

 

 

②首が据わる・真ん中(正中)の感覚ができる

目は見えていなくても光を感じる力があるので
光のある方に顔を向け首を動かすようになります。


(オルゴールを目と耳で追っています)

 

だんだん見えて聞こえてくるので
動くもの、音のするものに顔を向け首を動かします。

 

何度も泣いて抱っこされ
腹筋も背筋もどんどん使われます。
お乳やミルクを飲んで口腔機能も発達していきます。

 

そうして目も口も頭も手足
脳の発達が未熟ゆえに動きはぎこちなくとも
いろんなところを動かしながら
やがて頸椎(首の骨)が発達し首が据わります。


(正中でお手々にぎにぎ)

 

生まれたときは左右非対称な動きをしていた赤ちゃんも
自分の身体の真ん中(正中・せいちゅう)で
左右対称の動き=にぎにぎもできるようになります。


(百日目のお食い初め。完全に首が据わっています)

 


(でもまだお座りはできません。胸椎から腰椎、
腰椎から骨盤までがまだ育っていないからです)

 

③寝返り

そのうち正中を越えた左右・手足の動きができるようになる頃
必要な筋肉の発達も促され
ある日、仰向けからうつ伏せへ寝返りできるようになります。


(よいしょ!)


(4か月。首が据わると背中・胸まわりも筋力がついて
胸椎もこんな動きもできるように)


(うつ伏せから戻れずしんどくなって泣いています)

 

足も手も正中から反対側へ大きく動かせるようになり
腰やお尻周りも大いに使うようになります。

その反復の動きで腰椎が育ってきます。

 

首→胸→腰…と上から下に育ってきました。

 

…と中途半場ですが
写真が多いと重くなるらしいので、今日はいったんここまでにしますね。

 

つづく

 

~ここまで読んで下さって多謝~

奈良|大阪 パーソナルトレーニング
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子

スポーツ現場, ブログ

Posted by 西川菜緒子