芯から連なる身体~80と15がそっくり~

スポーツ現場, ブログ

こんにちは
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子です。

 

少し前まで夕方5時になると真っ暗だったのにまだ明るい。
今日は雨降りですが
日中の光のまぶしさに少しずつ春が近づいてるのを感じます。


(1月になってから咲くクリスマスローズ)

 

さて前々回の記事のつづきです。
自分の背骨が硬い・動かないと痛感していたら
今どきの中高生(さらに小学生)もなかなか大変そうでした。

骨の配置や関節のはまり具合が、明らかにうまくいってない子がいっぱい。
(配置やはまり具合とは?→記事参照)。

 

次の写真をご覧ください。
1枚目の写真は亡父80歳、2~3枚目は15歳です。

1,2枚目は少しだけ整体した後なのでまだマシとは言え
どちらにせよ似てません?
顔がにょ~と出ているところ。

  

80歳とよく似た骨格になっている15歳。
うまくプレーできる気がしません。

静止状態の姿だけで判断してはダメなのですが
こちらが「配置やはまり具合がうまくいってる骨格」です。
↓↓↓

じゃあ何で「うまくいってる方がいい」のか?

答えは
人体はその方が動きにロスがないようにできてる
からです。

ロスがない=無駄がないということは
思うより速く動けるし疲れません。
身体に負担が少ないのでトレーニングを積んでいきやすいのです。

 

では顔がにょ~と前に出た
「うまくいってない」骨格で考えてみましょう。

頭の重さはだいたい体重の10%あるので50kgの選手なら5㎏。
(脳は10歳で成人と同じ重さになります)

ボーリングの玉で10ポンドが約4.5㎏ 11ポンドが約5㎏です。

 頭って重いですね。
(画像お借りしました)

5㎏の玉を少しずれた状態で載せて
そのまま歩いたり走ったりをイメージしてみて下さい。
どんな動きになりそうですか?

すご~くバランスが悪いまま動かないといけなくなりますよね。
想像するだけで首や肩に力が入りませんか?
首や肩に力が入るとそれだけで「動きにくい!」ですよね。

でも「顔がにょ~」の選手は毎日毎日そういう状態で過ごし
さらにはスポーツという特殊な動きを身体に強いているのです。

 

首の骨(頸椎)は本来なら軽~く前方向に反っていますが
11ポンドのボーリング玉を前に少しずらして
載せないといけないのでだんだん反りがなくなり
まっすぐになっていきます(いわゆるストレートネックの出来上がり)。

こちらの記事でも説明しましたが
背骨が直線でなく
こんなゆるやか~なS字を描いているのはちゃんと意味があります。

 

頭や何やの重さをモロに受けなくていいよう
=力がうまく逃れていくクッション材として
また
地面からの力(重力)がうまく波のように伝わっていくために
こんな曲線を描いているのです。

波が伝わりきらないとどうなりますか?
どこかで「つまり」が発生しますよね?

試しに大げさに顔をにょ~と前に出して立ってみて下さい。

立ちにくくて膝が曲がってくる人もいれば
余分に肩が盛り上がってお腹に力が入らない人、
胸を開きすぎる状態で腰が反る人、
つま先立ちになってる人もいるはずです。

必ず近くの骨や筋肉などに
本来ならかけなくていい負担を常にかけて暮らしているのが分かります。

どこかが1つ狂うと他の部分も狂っていきます。
こういう姿でプレーするということは
積みたい技術が積みたいように積めません。

 

常に疲れなくてもいい部位まで疲れ
心身ともに集中力も分散します。

衝撃も吸収できないし力の波も伝わらない。
動きにロスが多くなるのは必然です。

毎日いつもこうなので「自分にとっての普通」がこの姿です。
だから自分にロスがあるという自覚もできません。

 

ロスが多いから身体に負担をかけ疲れやすいし
だからといってお手入れもせず疲れたまま無理して動くので
少しきついトレーニングが続くと怪我や故障に見舞われます。

 

けれども中高生(早い子で小学生)で
こういう姿かたちになったのは彼らのせいではありません。
好き好んでなってるわけでないのです。

原因の大きいところでは生活様式・環境の変化があります。

 

つづく

ここまで読んで下さって多謝…✨

 

奈良|大阪 パーソナルトレーニング
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子

 

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Posted by 西川菜緒子