固めたら動けなくなる④

スポーツ現場, ブログ

こんにちは。

心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子です。

 

あっという間に大晦日です。
先日はとうとう五十路に突入しました。
去年は認知症を患って3年目の父が亡くなり
今年の春には2年半介護した愛犬が16歳で亡くなりました。

(
(まだ今年のお正月の様子。リンゴがもらえるかとあごを載せて待ってます)

 

四十を過ぎた頃から悲喜こもごも、自分にこんな心境が訪れるとはな~…
なんて感じる出来事が増えてきています。

たいていは楽天的に暮らしている私ですが
ちょっとしたことですぐに涙腺がゆるむようになりました。(^-^;

 

さて前回の続き。

 

そもそも選手や自分は向上していきたい、
そのために補強=補って強くする…スタンスで
体幹トレに取り組んできたのですが
安定性が増したように思えても「動く」となると
どうも身体が重い。呼吸もしんどい。

 

腹式呼吸や胸郭胸椎呼吸や
インナーマッスルが使われるための呼吸
使えていない部位を使うエクササイズに取り組み
今まで以上に姿勢が良くなって
某メソッドをしているときよりはずいぶん改善しました。

 

それでもランニングの調子やタイムが戻ってきたか?
走った後の腰の痛みとサヨナラできたか?と言われると
残念ながらそうはならず。

 

使えていない部位に重点的にアプローチし
適切と言われる位置にコントロールして運動したのですが
私自身の身体の軌道とズレが生じたのでしょう、
走った後に克服したはずの膝痛が再発しつつありました。

う~ん。腰も治らん、5年ぶりに膝まで再発、なんかおかしいぞ~

そうしてまたまた
世間で良しとされる方法に疑問が生じました。

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使えていない部位を使っていくと可動域はまた増えて
骨格から姿勢は整います。
呼吸に留意してエクササイズするとインナーマッスルも作動します。

 

インナーマッスルの作動が大事と言われる体幹トレですが
なぜ働かせないといけないかと言うと
「動きがあっても身体を安定させてくれる」からです。

走ったり投げたり打ったり蹴ったりの「動く」瞬間
力が発揮される大元がぐらぐらするか安定しているかで
そりゃあその後が変わってきますもんね。

体幹部のインナーマッスルは
背骨や骨盤にくっついている=身体の奥の方にあります。

 

中でも
横隔膜・多裂筋・腹横筋・骨盤底筋群はインナーユニットと言われ
誰かが働けばみんな一緒に働く仲良しの筋肉たち。

 

  

 

これらは

⊛ 意識せずとも動き出しのとき最初に働く
(鼠径部に手を押し当てて咳したり、笑うと押さえた下の奥の方で
キュッと硬くなるところが腹横筋です)

⊛コルセットのようにお腹や腰をやんわり締めて守る

⊛骨盤の下から内臓を支えて腹圧を安定させる

⊛ 色んな方向に動いても背骨と骨盤を適切な位置に安定させる

…なんて役目を担っています。

 

意識できないけど意識しなくても
ほんとは常に働いて安定させてくれる筋肉たちなんですね。

(さっきから安定安定としつこく出てきますが
ここは難しく考えず
安定してる方がうまいこといく、くらいに考えてて下さい)

その働きが何らかの原因で出来ない『機能不全』状態が起こると
安定させてくれるはずが安定できずに
腰や股関節が痛くなったり、呼吸もしづらくなったりするわけです。

結論から言うと
その機能不全を解決する狙いなく「体幹トレ」をがんばったところで
部分・表面のことになり良くなる道理がありません。

 

ドローインにしても腹腔内圧保持にしても
インナーマッスルを作動させ安定した状態で動けるようにさせたいゆえ。

けれどその人特有の原因に寄り添わない限り
安定どころかよけいに機能不全にする脅威となり得るのです。

だから「これやってたら体幹強くなる」「インナーマッスルつくよ」的に
原因を解決する狙いもなく
浅い独学や理解でやったりやらされたりのスポーツ現場ってリスキーですね。

 

良くなりたいと思っているその人の身体が可哀想なことになるし
結果的にパフォーマンスにもつながらない。

そうしたことは現場では当たり前にあって
自分や(お客様となった)選手たちが苦しんだだけに
現場を見ていて苦しくなるときもあります。

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(これは中殿筋にも負荷をかけた機能改善のための体幹トレ)

 

体幹トレは
「骨盤帯を不均衡なく適切な位置に安定させて行う」
ことが肝とされます。

安定固定安定固定は違うものの
指導される内容はどうしても固定に働きがち。
安らかに定まるのでなく
固めて定めることにどうしたって無理が出てきます。

 

固定は「部分」「表面」に偏ってしまいます。
単純な話、どこかだけ固くしたら動いたときは
接合部である関節に力が加わってズレてしまいます。

 

身体は連携してこそ連動して動きが良くなるのに
部分だけ表面だけ固めたら動けなくなるのは必然です。

機能不全になる原因は何だろう?
固定でなく安定になるやり方はないのか?

 

そう考えるようになってストレッチや何や
エクササイズに取り組んでいると
ある日とうとう解決のヒントにたどり着けました。

 

そうして
今ではすっかり悩みから解放され
長らく不調だったランニングも復調しタイムにも反映されてきました。

 

来年はそんな話から始めたいと思います。

 

ここまで読んで下さって多謝✨

アメブロからこちらを引き続き読んで下さっている方も
ご縁があって矜恃ノススメHPを見つけて来て下さった方も
いつもありがとうございます。
改めて御礼申し上げます。

 

今年もあと数時間。
みなさま良いお年をお過ごしください。

 

奈良|大阪 パーソナルトレーニング
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子

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Posted by 西川菜緒子